西条市のゴミを考える

記事

西条市のゴミを考える市民の会に参加しました。
議題はゴミ拾いウォーキングについて、加茂川のゴミの現状確認、玉津公民館の取り組み、新しいクリーンセンターについてでした。

会のメンバーが提案された、「ゴミ拾いウォーキング」実施について、私のボランティア清掃活動の経験をお話ししました。
ゴミ拾いウォーキングとは、決まったルートを参加者がゴミ拾いしながら移動する活動です。
私の主催するNPOクリーンピースでは、何度かゴミ拾いウォーキングに似た企画を行いました。
この企画の課題とは何かと申しますと、まず、参加者が多くなれば主催者側の目端が利きにくくなります。ご家族連れで参加される方もいらっしゃいますので、小さい子の安全確保をどうしても保護者に頼らざるを得ない場合があります。また、隊列が伸びた場合も同様に、安全の確保が難しくなるということをお伝えしました。
更に、西条市の地域性で見ますと、ゴミの量もお祭り時期に急激に増える性質があります。活動時期の選定にも留意すべきでしょう。

私が興味を引かれた議題に、玉津公民館での取り組みがありました。「ゆずります。ゆずってください。」という取り組みは、地域の住民同士の物品のやり取りを公民館が斡旋するものです。
令和5年度から西条市の粗大ごみは業者による有料の回収に一本化されました。
住民同士の需要と供給を円滑にするこの取り組みは、市のゴミの減量に繋がる良いものですね。地元の公民館にも紹介しようかと思います。
昔、有線放送というものがあり、黒電話から地域に毎日放送がありました。その中のコーナーに「ゆずります。ゆずってください。」というものがありました。その企画も同様のユーザー同士の物品の譲渡の斡旋企画でした。そこからヒントを得たのかもしれません。

最後に、新しいクリーンセンターの建設についての情報交換がありました。愛媛県のクリーンセンターを統合して、西条、新居浜、四国中央市のための中央処理施設をつくろうという構想です。
四国中央市では、トンネルコンポストという生ごみ処理施設の建設に乗り気なようです。というのも、四国中央市には大手製紙会社があり、トンネルコンポストで作られた固形燃料で発電しようという考えがあるのです。
ただ、処理施設を建設しようにも各市から相当な距離があります。ゴミの運搬にも費用と燃料の問題が発生するはずですが、その議論が聞こえてきません。
一方で、西条市では議会ですら、トンネルコンポストの知識が浸透しているかさえわからない状況です。
3市統合のゴミ処理施設建設が決定するかどうかあと1,2年が期限のようです。
私は、「この会の名前で各議員に公開質問状を送ってはどうか」と提案しました。
しかし、「選挙前ではないから・・」とか「喧嘩したくないから・・」とか「自民党が・・」とか幹部の方が言いだしてどうにも進まないんですよね。
この会ってどこ向いて運営してるのか疑問を持ちました。

松木たかし